その泥水、どこへ行くんだ?-職人が語る、あんたの家を"腐らせる"、見えない敵の話-

エクステリアさくらの職人をやっている、鈴木(仮名)だ。

昨日のブログで、木村(仮名)のやつが、泥んこになったガキの手を見て、感動しただの、なんだの、嬉しそうに書いてやがった。 ああ、いい話だ。家族みんなで土いじりをして、元気に遊ぶ。結構なこった。

だがな、そこで話は終わりじゃねぇ。 泥だらけになった手や長靴、スコップ。その後、あんた、どうしてる? 庭の水道で、ホースを使って、ジャージャー、水を流して洗ってるだろうが。

その泥水、一体、どこへ流れ着いてるか、考えたことあるか? もしかしたら、あんたが流したその水が、あんたの大事な家の土台を、ジワジワと腐らせる「見えない敵」になってるかもしれねぇぞ。


お前の庭は、ちゃんと「息」をしてるか?

「水はけが悪い」 簡単な言葉だが、これが、どれだけ恐ろしいことか。 雨が降った後、いつまでもジメジメと水たまりが消えねぇ庭。 ホースで水を流したら、そのまま、じっとりと溜まっていく庭。

そんな庭はな、**「息をしてねぇ庭」**だ。 水が流れねぇってことは、空気も通らねぇ。 そこから、どうなる?

  • ジメジメした場所が大好きな**「コケ」「カビ」**が、あっという間に生えてくる。

  • 夏になれば、その水たまりから**「蚊(ボウフラ)」**が湧いて出てくる。

  • そして、一番恐ろしいのは、その湿気が、あんたの**「家の基礎(土台)」**に、じわじわと忍び寄って、木材を腐らせ、シロアリを呼び寄せることだ。


「水の道」を創る。それが、俺たちプロの、本当の仕事だ。

俺たちが、ここ所沢エクステリア工事をやる時。 あんたの目には、おしゃれなタイルを張ったり、かっこいいカーポートを立てたりする姿しか、映ってねぇかもしれねぇ。 だが、俺たちの戦いは、いつだって、その「地面の下」なんだ。

  • その壱:「勾配(こうばい)」という名の、見えない"坂道" 前に、コンクリートの話でもしたが、庭全体も同じだ。 俺たちは、あんたの目には「平ら」にしか見えねぇ地面に、ミリ単位の計算で、わずかな、ほんのわずかな「傾斜」をつけている。お庭に降った雨水や、あんたが使った水が、自然に、そして確実に、決められた「排水マス」に向かって流れていくように。この「水の道」を設計することこそが、プロの技だ。

  • その弐:「暗渠(あんきょ)」という名の、"地下水路" もし、あんたの土地が、粘土質で、どうしようもねぇくらい水はけが悪いなら、俺たちは、さらに奥の手を使う。 地面の下に、わざと、小さな穴がたくさん開いたパイプを埋め込んでやるんだ。これが「暗渠排水」だ。この秘密の地下水路が、土の中に溜まった余計な水分を全部集めて、外に逃がしてやる。


昨日の木村さんが言った、あの泥んこのガキが、将来、大きくなっても。 佐藤(仮名)が植えたいと言ってた、チューリップが、来年の春も、元気に咲くためにも。

すべては、この「水はけ」が完璧で、「生きた土」があるかどうかに、かかってるんだ。

見た目がきれいなエクステリア工事は、当たり前だ。 あんたの家と家族を、このジメジメした国の湿気から、何十年も守り抜く。 それこそが、俺たちがやる仕事の、本当の価値なんだよ。わかったか?

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