そこは、ただの"駐車場"ですか? それとも、暮らしの"舞台"ですか?

エクステリアさくらで、お客様の暮らしをデザインさせていただいております、高橋(仮名)でございます。

「カースペースは、車が停められれば十分なので、とりあえずコンクリートで…」

新しいお住まいの外構計画をお手伝いする際、駐車スペースについて、このようにお話しされるお客様が時々いらっしゃいます。もちろん、機能性を最優先する、それも一つの正解でございます。

しかし、わたくしは、毎日ご家族の「いってきます」と「ただいま」を静かに見守るその場所を、もっと豊かで、もっと愛せる場所にできると、強く信じております。

それは、単なる“駐車場”ではなく、ご家族の暮らしの物語の始まりと終わりを彩る、大切な“舞台”と呼ぶべき場所。 今日は、その舞台の創り方について、少しだけお話しさせてください。


Step 1:「今の暮らし」と「未来の暮らし」を、一枚の地図に描くことから。

わたくしがカースペースのプランを考える時、まず、お客様にたくさんの質問をさせていただきます。

「現在、お車は何台お持ちでいらっしゃいますか?」 「自転車やバイクは、どこに置かれるご予定ですか?」 「10年後、お子様が免許を取られる可能性はございますか?」 「雨の日、お子様をチャイルドシートに乗せる時、びしょ濡れになって大変、と感じたことはございませんか?」

大切なのは、ただ車を「駐車」するスペースを確保するだけではないのです。 毎日の**“車の出し入れ”だけでなく、玄関までのアプローチ、勝手口へのアクセス、ゴミ出しのルートといった、ご家族の“人の動き(動線)”**までを、まるで一枚の地図のように描き出していくこと。

その地図の上に、雨の日も、両手に荷物が多い日も、ご家族がスムーズに、そして安全に動けるラインを描いていく。それが、本当に使いやすいカースペース計画の、第一歩となるのです。


Step 2:「守る」という、見えないけれど最も大切な機能のデザイン。

カーポートの屋根がもたらす価値は、ただ「雨に濡れない」ということだけではございません。 わたくしたちは、様々なものから、ご家族の大切な暮らしを「守る」という視点で、その機能をデザインしてまいります。

  • 大切な愛車を、守る。 夏の強烈な日差しによる塗装の劣化や、ダッシュボードの変形。鳥のフンや、冬の朝の霜。カーポートは、こうした日々のストレスから、大切な愛車を確かに守ってくれます。

  • ご家族の時間を、守る。 雨の日に、傘を差しながらお子様をチャイルドシートから降ろす、あの慌ただしさ。冬の朝、フロントガラスの霜を取るために費やす、数分の時間。カーポートは、そんな日々のささやかな、しかし確実な「手間」から、ご家族の貴重な時間を守ってくれるのです。

  • 安全な暮らしを、守る。 防犯性の高いゲートやシャッター、夜間の人の動きを感知して点灯するセンサーライトを組み合わせることで、カースペースは、ご家族の安全な暮らしを守るための、心強い最初の防衛ラインとなります。


Step 3:「家の顔」としての、美しさを丁寧に仕立てること。

カースペースは、お住まいの外観の中でも非常に大きな面積を占めます。ですから、そのデザインは「家の顔」そのものの印象を、大きく左右するのです。

わたくしたちは、ただのコンクリートで終わらせない、たくさんのアイデアを持っております。 例えば、床のコンクリートの間に、レンガや天然石でラインを入れるだけで、その表情は驚くほど豊かになります。 建物と調和する、柱やフレームが美しいデザイン性の高いカーポートを選べば、カースペース自体が、お住まいを引き立てるアクセントにもなり得ます。

夜、センサーライトの光に、愛車のボディが美しく照らし出される。 そんな光景をリビングから眺める時間もまた、暮らしの楽しみの一つになる。 わたくしたちは、そんな情緒的な価値まで含めて、デザインを仕立ててまいります。


カースペースは、単に車を収納する「車庫」ではございません。 それは、一日の始まりと終わりを迎える場所であり、ご家族と社会を繋ぐ大切な玄関口であり、そして時には、愛車を眺めて愉しむ趣味の空間にもなり得る、可能性に満ちた場所なのです。

あなたの「ただの駐車場」を、愛せる「舞台」に変えるお手伝いを、ぜひ、わたくしたちにお任せくださいませ。

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