【9月1日は防災の日】そのブロック塀、本当に大丈夫か?-職人が語る、"もしも"の時に家族を守るエクステリア-

エクステリアさくらの職人をやっている、鈴木(仮名)だ。

9月1日。 ガキの頃は、夏休みが終わっちまう、一年で一番憂鬱な日だったがな。大人になった今じゃ、もっと大事なことを思い出させてくれる日だ。 そう、「防災の日」だ。

お前さんも、家の防災グッズを見直したり、避難場所を確認したりするかもしれねぇな。それは、とても大事なことだ。

だが、忘れてねぇか? あんたが毎日暮らしている、その家の「外回り」のことだ。 おしゃれな庭もいい。便利なカーポートもいいだろう。だがな、俺たちプロが本当に魂を込めているのは、“もしも”の時…大きな地震や、とんでもない台風が来た時に、あんたや、あんたの家族の命を、ちゃんと守れるかどうかだ。

今日は、少し厳しい話をするかもしれねぇが、防災の日だ。最後まで、しっかり読んでいってくれ。


チェック①:「ブロック塀」は、凶器になることを知れ。

まず、家の周りを見回してみろ。古くて、苔が生えたブロック塀はねぇか? 表面に、大きなひびが入ったり、少し傾いたりしている場所はねぇか?

もし、少しでも心当たりがあるなら、よく聞け。 大きな地震が来た時、そのブロック塀は、ただのコンクリートの塊じゃねぇ。人の命を、簡単に奪っちまう「凶器」に変わるんだ。

見た目じゃわからねぇが、昔の基準で作られたブロック塀には、今の法律で定められている「鉄筋」が入っていなかったり、基礎が浅かったりすることがある。 少しでも「おや?」と思ったら、絶対に自分で直そうなんて思うな。そして、むやみに近寄るな。すぐに俺たちみたいなプロを呼べ。倒れてからじゃ、何もかもが遅いんだ。


チェック②:「カーポートの屋根」は、空を飛ぶことを知れ。

次に、台風だ。 この時期、一番多い問い合わせが、これだ。「カーポートの屋根が、風で飛んでっちまった!」ってな。

想像してみろ。あの軽くてデカいパネルが、猛烈な風に乗って、空を飛ぶ姿を。 お隣さんの家の窓ガラスを突き破るかもしれねぇし、道を歩いている人に直撃するかもしれねぇ。冗談じゃ済まされねぇ大事故になる。

そうならねぇために、俺たちは、ネジの一本一本を、決められた強さで、確実に締め込んでいる。台風が来る前に、屋根を支える「サポート柱」を、面倒くさがらずにちゃんと付けるんだ。 日頃から、風が強い日に「屋根が、やけにバタバタと音を立ててねぇか?」って、少しだけ気にして見てやる。それだけで、防げる事故はたくさんあるんだ。


チェック③:「庭」は、最後の「避難路」になることを知れ。

最後に、庭そのものの話だ。 いざ、家が危ないって時に、庭を通って、安全な場所に逃げることもあるだろう。

その時、あんたの家の庭は、安全な「避難路」になってるか? 夜中、停電で真っ暗な中、庭に倒れやすい物置や、無駄な段差がたくさんあったらどうだ?パニックの中、それを避けながら、家族を連れて、安全に逃げられるか?

俺たちが、庭の動線をできるだけスッキリさせたり、足元にソーラー式の照明を埋め込んだりするのは、ただおしゃれだからだけじゃねぇ。 “もしも”の時の、あんたたちの「命の道」を確保するためでもあるんだ。


防災ってのはな、年に一回、防災頭巾をかぶる訓練をすりゃいいってもんじゃねぇ。 日頃から、自分の家の周りの「強さ」と、そして「弱さ」を知っておくことだ。

俺たちの仕事は、平穏な日常を彩ることだけじゃねぇ。 あんたたちの“いつも”が“もしも”に変わった時、その暮らしと命を、最後の最後まで守り抜く「最後の砦」を創ることだ。そう思って、毎日、汗を流してる。

防災の日に、もう一度、あんたの家の周りを、じっくりと見回してみてくれ。 それで、少しでも不安に思ったら、遠慮なく俺たちを頼れよ。プロとして、正直に、あんたの家の健康診断をしてやるからな。

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