エクステリアさくらで、お客様の暮らしをデザインさせていただいております、高橋(仮名)でございます。
わたくしたちの元へご相談にいらっしゃるお客様は、大きく分けて二通りいらっしゃいます。 一つは、これから建つ新しいお住まいという真っ白なキャンバスに、理想の暮らしを描き出そうとされている**「新築外構」のお客様。 そしてもう一つは、たくさんの思い出が詰まった今のお庭を、これからの暮らしに合わせて、新しい物語の舞台へと生まれ変わらせたいと願う「お庭のリフォーム」**のお客様。
どちらも、ご家族の未来を創る、かけがえのない大切なお仕事です。 しかし、その計画の進め方や、わたくしたちが大切にしているポイントは、実は少しだけ異なります。
今日は、それぞれの庭づくりに込められた、私たちの想いと物語について、お話しさせてください。
【新築外構編】 "家"と"庭"、二つで一つの「我が家」を創る物語
まだ何もない、更地の状態。 そこに、ご家族の夢と希望が詰まったお家の設計図が、一枚あるだけ。 新築外構のお手伝いは、まさにゼロから、お客様とご一緒に壮大な物語を紡ぎ始める、胸の躍るようなお仕事です。
このステージで、わたくしが何よりも大切にしていること。 それは、**「お家の設計と“同時”に、お庭の計画を始めること」**でございます。
「外構は、家が建ってからでいいのでは?」 そう思われるかもしれません。しかし、例えば、
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駐車場から玄関まで、雨に濡れずに行けるスムーズな動線。
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リビングの大きな窓から、絵画のように見えるお庭の景色。
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エアコンの室外機や給湯器を、さりげなく隠すスマートな配置。
これらは全て、お家の間取りと深く、深く関わっております。 早い段階でご相談いただければ、水道管や電気の配線を、将来「ここに照明がほしいな」「立水栓があったら便利だな」と思われるであろう場所まで、あらかじめ通しておくことができます。後から地面を掘り返すことなく、無駄のない美しい計画が実現できるのです。
家と庭は、別々のものではございません。 二つが一体となって初めて、「我が家」という、世界で一番心地よい場所が完成するのだと、わたくしは信じております。
【お庭のリフォーム編】 "思い出"を大切に、新しい「快適」を重ねる物語
一方で、お庭のリフォームは、すでにある物語に、新しいページを書き加えていくような、趣深いお仕事です。 そこには、ご家族が長年紡いできた、かけがえのない歴史がございます。
ですから、リフォームの打ち合わせで、わたくしは必ずこうお聞きします。 **「このお庭の、好きなところと、そして、お悩みの点を教えてください」**と。
お子様が小さい頃、背比べをした門柱の傷。 ご主人が、記念日に植えられた一本のシンボルツリー。 そんな「残したい思い出」という宝物を、大切に受け継ぎながら、「雑草だらけで手が付かない」「暗くて狭い感じがする」といった、今の「お悩み」を解決していく。それが、リフォームの醍醐味でございます。
もちろん、リフォームには、既存の配管やコンクリートの基礎、動かせない構造物といった「制約」が伴うことも少なくありません。 しかし、わたくしたちプランナーは、それを「障害」とは考えません。
例えば、どうしても動かせない排水マスを、あえておしゃれな化粧砂利やグリーンで囲って、デザインのアクセントにする。そんな風に、制約を逆手にとって、そのお庭だけの愛すべき「個性」へと変えていくのが、プロの腕の見せどころなのです。
ゼロから理想の暮らしを追求する、新築外構。 今ある歴史に敬意を払い、新しい価値を吹き込む、お庭のリフォーム。
どちらにも、それぞれにしかない、かけがえのない喜びとドラマがございます。 わたくしたちエクステリアさくらは、お客様が今、どちらのステージにいらっしゃったとしても、その物語に深く、誠実に寄り添います。
あなただけの最高の物語を、ご一緒に紡がせていただける日を、心よりお待ちしております。