冬こそ、お庭の"真価"が問われる時。-プランナーが語る、"何もない"を"美しい"に変える冬のデザイン-

エクステリアさくらで、お客様の暮らしをデザインさせていただいております、高橋(仮名)でございます。

九月も終わりに近づき、色鮮やかだった夏の花々も、少しずつその役目を終え、静かな冬への支度を始めているようでございますね。 「お庭が一番美しいのは、春や夏」 そう思われている方は、少なくないかもしれません。

しかし、わたくしたちプランナーは、**「冬にこそ、そのお庭の本当の美しさ、その真価が問われる」**と、考えております。

葉が落ち、花が少なくなり、すべてがシンプルになる季節。 その時、あなたの目に映るお庭は、どのような景色でございますでしょうか。 今日は、そんな「冬の美」を見据えた、お庭づくりの物語でございます。


その壱:葉が落ちた後に、現れるもの

春や夏、私たちが目にするのは、主に花や葉の「色彩」でございます。 しかし、冬になり、それらが大地へと還っていくと、お庭には、その「骨格」だけが残されます。

それは、 わたくしどもがご提案した、塗り壁の柔らかな曲線美。 職人の鈴木(仮名)が、一つひとつ丁寧に敷き詰めた、天然石のアプローチの確かな質感。 シンボルツリーの、空へと伸びる、力強い枝ぶり

これら、お庭の「骨格」ともいえる構造物こそが、冬の主役でございます。 わたくしたちが手掛けるエクステリア工事とは、この「骨格」そのものの美しさを、徹底的に追求することに他なりません。ごまかしの利かない冬の景色の中で、静かに、しかし確かに、その存在感を放つ。そんな、質の高い「骨格」を創ることこそ、プロの仕事なのでございます。


その弐:冬だからこそ、輝く「緑」と「赤」

すべてがモノトーンになるわけではございません。 冬の静かなお庭だからこそ、ほんの少しの「色」が、驚くほど鮮やかに、私たちの目を楽しませてくれます。

  • 常緑樹の、深い緑 一年を通して葉を落とさない常緑樹(例えば、ソヨゴやハイノキ)は、冬のお庭にとって、何より心強い存在です。その深い緑が、お庭に「生命感」を与え続けてくれます。

  • 冬枯れの景色に、宝石のような「実」 千両(センリョウ)や万両(マンリョウ)、南天(ナンテン)といった、冬に赤や黄色の美しい実をつける植物たち。ここ所沢の地でも、冬になると、この小さな実を求めて、可愛らしい小鳥たちがお庭を訪れるかもしれません。そんな、ささやかな自然との触れ合いも、冬の庭がくれる贈り物でございます。


その参:夜が長い季節の、「灯り」という温もり

そして、冬は、一年で最も夜が長い季節。 だからこそ、わたくしは、**ガーデンライティング(お庭の照明)**が、最もその真価を発揮する季節だと考えております。

夏の照明が、活動のための「明るさ」だとすれば、 冬の照明は、心に寄り添う**「温もり」**でございます。

シンボルツリーの美しい枝ぶりに、そっと灯りをともし、その影を壁に映し出す。 雪が降った日には、その雪を、下からの光が幻想的に照らし出す。

リビングの暖かいお部屋から、そんな静かで美しい夜のお庭を眺める時間は、冬にしか味わえない、何物にも代えがたい、贅沢なひとときとなるはずです。


わたくしたちが所沢でご提案するエクステリア工事は、決して、春や夏だけを考えたものではございません。 365日、どの季節に、どの角度からご覧になっても、お客様が「ああ、我が家は美しいな」と、心から誇りに思えるような、そんな時を超えた美しさを、デザインしたいと願っております。

皆様のお庭の「冬の顔」を、ご一緒にデザインしてみませんか。

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